看護師だけど、「退職をどうやって切り出したらいいのか」、「いつも忙しいそうにしている看護師長を捕まえるのも怖い・・・」「退職の意志を上手に伝えるか不安」と悩みますよね。
結論、看護師がサクッと辞める退職の切り出し方は次のとおりです。
- 前もって看護師長にアポイントをとる
- 看護師長と二人きりの場所で切り出す
- 最初のひと言は「お詫びの枕詞」と「退職の意思表明」する
- 引き止められにくい退職理由を伝える
- 退職時期を明確に伝える
これらの解説をする前に下記の看護師が切り出す時の5つの疑問に答えてから詳細を解説していきますね。
- 誰に切り出せばいい?→看護師長(直属の上司)
- いつまでに切り出せばいい?→2ヶ月~3ヶ月前まで
- どう切り出せばいい?→まず感謝の枕詞と退職意思表明する
- 何を伝えたらいい?→引き止められにくい退職理由
- 場所はどこで切り出せばいい→なるべく2人っきりの場所
この記事では、看護師長への退職の切り出し方から、家族や同僚・先輩への伝え方、避けるべき退職の切り出し方まで、具体的な例を交えながらわかりやすく解説していきます。
もしあなたがまだ次の転職先を見つけていないなら退職を切り出す前に転職先を見つけるようにしましょう。
なぜなら、退職を切り出すとき「次はどこに就職するの?」などと聞かれることがあり、「まだ決まっていません・・・」と答えるといい引き止めのダシに使われてしまいます。「転職先はもう決まっています!!あとは退職日時を決めて入職日を調整するだけです!!」と伝えられれば強気に退職を切り出せますよね。
看護師におすすめの転職先を探す方法は看護師転職サイトに無料登録して看護師専門のアドバイザーと相談して決めること。私も実際に使っておすすめできる看護師転職サイトは次のとおり。
給料が良い求人や条件がいい求人はどんどんなくなるのでまずは無料登録の上で、あなたの希望条件や雇用条件を伝えてさっそく転職活動を開始しましょう。
看護師長に伝えるのが「怖い」「気まずい」と思うあなたは『看護師が退職が気まずい時の対処方法』『看護師がスパッと辞める退職の流れ』などが参考になります。
看護師の退職の切り出す時の5つの疑問
退職を切り出そうと考えている看護師がよく悩む疑問は次のとおり5つあります。
- 誰に切り出せばいい?→看護師長(直属の上司)
- いつまでに切り出せばいい?→2ヶ月~3ヶ月前まで
- どう切り出せばいい?→まず感謝の枕詞と退職意思表明する
- 何を伝えたらいい?→引き止められにくい退職理由
- 場所はどこで切り出せばいい→なるべく2人っきりの場所
疑問の答えは上の表のとおりですが、順番に詳しく解説していきます。
1.誰に切り出せばいい?【結論:看護師長(直属の上司)】
病棟看護師が退職を切り出す相手は、やはり直属の上司である看護師長です。
なぜなら、看護師長は病棟ならあなたの直属の上司だからです。
例えば、病棟以外の訪問看護なら訪問看護ステーションの責任者ですし、施設の看護師なら各階の看護師長やもしくは小さい施設なら直接施設長に退職を切り出す形になります。
いずれにしても病棟看護師なら病棟の一番偉い管理職の人=看護師長ということになります。
2.いつまでに切り出せばいい?【結論:2ヶ月~3ヶ月前まで】
看護師が退職を切り出すタイミングは、2ヶ月~3ヶ月前までに相談するのが一般的です。
その理由は就業規則に記載されている申し出時期が退職日から数えて2ヶ月前~3ヶ月前とされていることが多いから。
ただこれは就業規則上のお話。
病棟や病院によっては看護師の退職に暗黙のルールが存在するところも多いですよね?
例えば、「退職予定者がいるとその人が退職してからじゃないと退職できない」とか、「半年前までにいうこと」とか。
暗黙のルールはあなたが許容できる範囲なら許容して従う方が波風が立たずにすみます。
しかし、退職予定日がすでに決まっている、転職日(入職日)が決まっているなどなら暗黙のルールに従う必要はないかなと思います。
基本的には就業規則に則っていれば問題ないですし、もし問題になるようなら労働基準監督署に相談するなりして対応しましょう。
看護師の退職時期や何ヶ月前から動き出せば良いのかなどを詳しく解説している記事は『【必見】看護師の退職意思は何ヶ月前に伝えるべき?法律&成功の秘訣を解説』ですのでぜひ参考までに。
3.どう切り出せばいい?【結論:まず枕詞と退職意思表明する】
看護師が退職を切り出すときの第一声は、時間を作ってくれることや話を聞いてくれることへの感謝の枕詞「時間を作っていただきありがとうございます。」「シフト作成や会議で忙しい中時間を作ってくださりありがとうございます。」といった言葉から伝えるのがおすすめです。
そして、しっかりと退職意思を伝えるのが大切です。
例えば、「今日はちょっと大事な話があって、実は私、退職を考えているんです。」といった言い方です。
看護師長は驚くでしょうし、引き止めや理由を聞かれると思います。
しかし丁寧にわかりやすいように
「今回お時間を頂いたのは●月末をもって退職を考えているからです。退職する理由は●●が主な理由です。今後は●●系の看護に携わりたいと考えています」
といったように伝えましょう。
もしあなたが退職理由の伝え方や例文が思いつかない、自分に合った退職理由ごとで伝え方を知りたいと考えているなら『看護師が退職理由をズバッとした9つの伝え方と看護師長へ伝える例文17選』で解説しています。
看護師長を捕まえてアポイントをとっても退職を言い出せない、言いにくいと感じているなら『看護師が退職を言いにくいをかんたん解決する対処方法10選と理由10選』が参考になります。
4.何を伝えたらいい?【結論:引き止められにくい退職理由】
看護師が看護師長に退職理由を伝えるときは、ポジティブな理由でなおかつ引き止められにくい理由を伝えましょう。
なぜなら、ネガティブな理由だと看護師長のつけ入る隙や説教や異動、シフト調整を打診される可能性がありますし、引き止められやすい理由だと看護師長があの手この手で引き止められるからです。
具体的なポジティブかつ引き止められにくい理由としては、結婚を機にする寿退社、家庭の事情、健康上の問題などが挙げられます。ポジティブな理由が見つからないときには体調不良や家庭の事情などの引き止めようのない理由にするのがおすすめです。
基本的には正直な退職理由を伝えるのがベストですが、嘘の退職理由を使ってでも退職したいと考えているなら『【衝撃】看護師が使う究極の嘘の退職理由ランキングベスト10【例文解説】』が参考になります。
嘘やごまかしは、信用を失ったり、退職までの間にバレてトラブルの原因になる可能性もありますので注意してくださいね。
5.場所はどこで切り出せばいい?【結論:なるべく2人っきりの場所】
看護師が看護師長に退職を切り出す場所は、できるだけ2人っきりの場所が望ましいです。
理由としては、他の看護師に聞かれて退職することがバレてこじれたり、パワハラの原因になったりする可能性があるから。
具体的には、看護師長室や面談室、会議室などなど、他の同僚看護師や先輩看護師、後輩看護師、患者さんや家族の目につきにくい場所です。
サクッと辞める看護師の退職の切り出し方5つのポイント
看護師がサクッと辞める退職の切り出し方のポイントは次のとおりです。
- 前もって看護師長にアポイントをとる
- 看護師長と二人きりの場所で切り出す
- 最初のひと言は「お詫びの枕詞」と「退職の意思表明」する
- 引き止められにくい退職理由を伝える
- 退職時期を明確に伝える
この5つのポイントを順番にやっていくだけで看護師長にサクッと退職の意思を切り出せるのでイメージトレーニングをしながら実践してみてください。
1.前もって看護師長(直属の上司)にアポをとる
まずは、看護師長(直属の上司)にアポイントメントを取りましょう。
なぜなら、急に退職の話を切り出すよりも、看護師長や施設長に時間を確保してもらい、落ち着いて話せる状況を作るのが大切だから。
具体的には、「ちょっと大事な話があるんですが、お時間大丈夫ですか?」「忙しいとは思いますが、少し腰を据えてお話したいことがあるのでお時間の良いときや予定をお伺いしてもいいですか?」といった感じで、事前に看護師長に相談の予約を入れる(アポイントをとる)と良いでしょう。
2.看護師長と二人きりの場所で切り出す
退職の話は、できるだけ看護師長と二人きりの場所で切り出しましょう。
なぜなら、周囲の目や耳に気を遣わず、お互いにリラックスして話ができるからです。
また看護師は女の世界で噂話も大好きなので、先輩や後輩、同僚看護師、看護補助者、介護士さんが聞いているとすぐに噂が広がってしまい、正式にあなたが退職することを伝える前に全員に広がる可能性があるからです。
できるだけ2人で落ち着いた状況や環境で伝えられると変にトラブルになったり、引き止めになったりしなくて済みます。
看護師長と2人きりになれる場所の候補としては、病院や病棟によっても異なりますが、看護師長室や休憩室、会議室、面会室などです。
プライベートな空間でイメージトレーニングどおりに退職の意志を伝えましょう。
3.最初のひと言は「お詫びの枕詞」と「退職の意思表明」する
最初のひと言は、感謝やお詫びの枕詞と退職の意思表明を一緒に伝えましょう。
これによって、相手に気遣いを示すと同時に、話の本題に入りやすくなります。
具体的には、次のような流れで切り出すのがいいでしょう。
「師長さん、今日はお忙しい中お時間をいただきありがとうございます。シフト作成や会議などは大丈夫でしょうか?
今日お時間をいただいたのは、●月末で退職を考えていることお伝えするためです。(→退職時期はこちらの記事を参考に)
退職の理由は、「●●●●」のためです。(→退職理由の例文記事を参考に)
具体的な退職日は●月●日を考えています。(もし転職先の入職日が決まっているなら)一応、転職先は決まっていて、●月●日入職予定となっていますので、よろしくお願いいたします。」
もし、転職先や転職先の入職日を伝えるとカドが立つ、言いたくない場合には言う必要はありません!!めんどいしね笑
可能であれば、まとめて有給消化や最終出勤日まで決められればいいのですが、看護師長から引き止めや一旦保留などと言われる可能性もあるので臨機応変に対応していきましょう。
もしどうしてもやめられない場合には退職代行を使うのもおすすめです。
看護師におすすめの退職代行サービスや利用の流れ、メリットやデメリット、気になる料金などは『看護師のための退職代行ランキング5!選び方と利用ポイントを徹底解説!』で解説しています。
4.ポジティブで引き止められにくい退職理由を伝える
看護師が看護師長に伝える退職理由は、ポジティブで引き止められにくい理由にしましょう。
具体的には次のような退職理由がおすすめです。
- 妊娠・出産・育児(子育て)
- 結婚
- 他分野や他施設への転職
- 引っ越し・通勤困難
- 自身の体調不良や病気
- 親や家族の介護や看護(家庭の事情)
- 進学や留学
- 海外ボランティアへの参加
- スキルアップ
- キャリアアップ
- 認定看護師や専門看護師資格取得
これらは比較的引き止められにくく、ポジティブな退職理由なのでおすすめです。
これらの看護師の退職理由や例文、退職理由の考え方などは『看護師が退職理由をズバッとした9つの伝え方と看護師長へ伝える例文17選』で解説しているので是非参考にしてください。
看護師が退職理由について悩んだ時の記事は次のとおりあるので合わせて確認してみましょう。
- 看護師が退職理由に家庭の事情を使っても良い?事情別の伝え方と例文7選
- 看護師が「スキルアップ」を退職理由にする時の8つのポイント
- 院長とトラブらないクリニック看護師の退職理由6選
- 看護師長が辞める理由のとき退職理由として伝えていいの?【結論:絶対に伝えてはダメです!!】
- 「看護師が合わない」「仕事に向いてない」を退職理由に使って良い?対処方法も解説
- 新人看護師における退職理由の伝え方!スムーズに辞める方法!
- 看護師が面接で退職理由を聞かれた時のケース別の例文【4STEPでのまとめ答え方】
5.退職時期を明確に伝える
退職時期をはっきりと伝えましょう。
理由は、退職時期を明確に伝えないと「退職する気なくなったかなぁ」と看護師長が自然消滅的に退職希望をなかったことにする可能性があるから。また委員会や研究、病棟の仕事の後任への引き継ぎ、有給消化の時期などを決めるためでもあります。
具体例としては、「3ヶ月後の◯月◯日をもって退職したいと考えています」と具体的な日付を示すことが大切です。
「けど自分は何ヶ月前から退職活動を始めたらいいかわからないなぁ」と悩んでいるあなたは看護師が何ヶ月前から退職活動を始めるのか、退職時期はいつがおすすめなのかなどについて『【必見】看護師の退職意思は何ヶ月前に伝えるべき?法律&成功の秘訣を解説』で解説しているので忘れずにチェックしてください。
退職時期を伝えて看護師長から同意が得られたら、合わせて退職届も提出してそこに退職日を明記してコピー(控え)をもっておくと言い逃れできないのでおすすめです。
退職届や退職願、辞表の違いや看護師が提出すべき退職届の書き方、注意点などは『看護師が3分で完璧になる退職届の書き方講座!退職願・辞表の違いも解説』で解説しています。
次に看護師が退職を切り出すときの注意点やこれはやっておいてほしいことを共有していきます。
看護師が退職を切り出す時の5つの注意点
看護師が退職を切り出すときの注意点は次のとおり5つになります。
- 就労規則を確認しておく
- 伝える順番は「直属の上司=看護師長」から
- 退職を伝える時期は繁忙期を避ける
- 退職を伝える時期は遅くとも2~3カ月前
- 退職理由は引き止められにくい理由にする
看護師長へ辞めると切り出す前、切り出すときに注意すべきことなので必ずチェックしておきましょう。
1.就労規則を確認しておく
退職を切り出す前に、まず就労規則を確認しましょう。
なぜなら、その病院ごとでのルールや退職手続きや引継ぎに関するルールが書かれているから
具体的には、退職を申し出る時期(だいたい1ヶ月前、2ヶ月前、3ヶ月前までに所属の長へ申し出ると記載されています。)や退職の流れなどを確認しておきましょう。
逆に就業規則を確認しないで退職を申し出ると「就業規則と違うことをしているから退職を受理できない」と偏屈なことを看護師長が言ってくる可能性はあります。
2.伝える順番は「直属の上司=看護師長」から
退職を伝える順番は、まず直属の上司である看護師長から始めましょう。
なぜなら、病棟でのあなたの直属の上司は看護師長だからです。
看護師長をすっ飛ばして看護部長や人事部長、人事課長などに相談してしまうと「直属の上司に相談できない看護師」認定されて、退職でトラブルになること間違いなしです。特に看護師長によっては顔に泥を塗られた、恥をかかされたと思う人もいるでしょう。
なので、病棟看護師として勤務しているのなら看護師長にまず相談してください。
病棟以外に勤務している看護師さんは、適宜自分の上司が誰か確認した上で伝えましょう。
訪問看護ステーションなら訪問看護の管理者、施設なら各階の看護師長、美容クリニックやクリニックなら院長にあたりますので注意してくださいね。
3.退職を伝える時期は繁忙期を避ける
退職を伝える時期は、できるだけ繁忙期を避けましょう。
理由は、繁忙期に退職を伝えると、職場の仲間や上司に迷惑がかかる可能性が高く、また繁忙期に転職・退職しようとすると看護師長の反感を買って退職を引き止められたり、トラブルになったりするリスクが非常に高いからです。
年度末や患者数が多くなる季節など、職場が忙しい時期を避けて、落ち着いた時期に退職の意思を伝えるのがおすすめ!!
4.退職を伝える時期は遅くとも2~3カ月前
退職の意思を伝える時期は、遅くとも2~3カ月前までにしましょう。
理由としては、後任の確保や引き継ぎのシフトスケジュール調整が必要だからです。
また就業規則にも2ヶ月前~3ヶ月前に退職意思を申し出る事になっているケースが多いのも理由の1つですね。
正直、退職意思は伝えるのが早ければ早いほどいいです。早く伝えておけば、退職日を遅らせられたり、退職時にあれやこれやとトラブルになったりが避けられます。
5.退職理由は引き止められにくい理由にする
退職理由を伝える際は、引き止められにくい理由をしましょう。
先程も伝えたとおりで、引き止められない退職理由にしておくと、無駄に退職時期をずらされたり、引き止められたりするだるいことが起きにくくなるからです。
転職先の求人探しも平行して退職を進めていくと思うのでまずは、引き止められずにサクッと看護師長に退職を受け入れてもらうのが先決です。
看護師が退職を切り出す前にすべき4つの準備
看護師が退職を切り出す前にすべき4つの準備は次のとおり。
- 看護師長(直属の上司)のスケジュールの確認
- 退職までの流れや手続きを確認しておく
- 引きとめにあった時に返答や対処方法を考えておく
- 有休(有給)休暇取得・消化を念頭に進める
これらの準備や確認をしておかないと、退職を引き止められたり、看護師長の機嫌を損ねたりして面倒事に巻き込まれるかも。要チェックやで!!
1.看護師長(直属の上司)のスケジュールの確認
退職を切り出す前に、看護師長(直属の上司)のスケジュールを確認しましょう。
理由は、看護師長(直属の上司)が余裕のある状況で話を聞いてもらいやすくするためです。
具体的には、看護師長(直属の上司)が業務が落ち着いている時間帯、会議やカンファレンスがない日、当直明けや体調が優れない日は避けるなどなどです。
2.退職までの流れや手続きを確認しておく
退職を切り出す前に、看護師の退職の流れや手順を確認しておきましょう。
なぜなら、退職までの流れを知らないと退職時に引き止められたり、スムーズに退職できずにあなたが嫌な思いをするかもしれないから。
看護師の退職の流れは次のとおり13ステップあります。少し長いですが順番に見ておいてください。
看護師退職は就業規則の確認が正義!!
3月末が王道。ボーナス月の6月と12月もおすすめ!!
引き止められない退職理由やポジティブ理由がおすすめ!!
まずは師長から!!同僚や先輩は口が硬い人のみ!!
退職意思を伝えたらすぐ決めよう!!うやむや防止!!
退職日を記載して控え(コピー)を保存する!!
有給の買い取りは違法でしてくれない!!全部使い切るのが大切!!
引き継ぎは完璧に!退職後の連絡はテンション下がるで!!
立つ鳥跡を濁さずでキレイに!!病院のものは返却を!!
鍵、カードキー、制服、書類など全部返す!!
転職先やハロワへ提出する書類もあるから必ず確認を!!
お疲れ様です!!転職先で頑張ろうぜ!!
これらの看護師の退職の流れや退職のときに注意することなどは『これで安心!看護師が知っておくべきスムーズな退職の流れ13STEP』で解説しているのでぜひ参考にしてください。
3.引きとめにあった時に返答や対処方法を考えておく
引き留められる可能性を考慮して、対処法を事前に考えておきましょう。
看護師が強い引き止めにあったときの対処方法や断り方は次のとおり。
- 嘘をつかない
- 退職意思が固いことを伝える
- 退職時期や転職時期を伝える
- 病棟や人間関係の不満を言わない
- 退職願を早々に作って退職日を記載する
もしあなたが強い引き止めに合う可能性がある、過去の転職した先輩や後輩が猛烈な引き止めに合っていたのなら『看護師退職の強い引き止めをズバッと解決する5つの断り方&7つの理由』を絶対に確認しておいてくださいね。
4.有休(有給)休暇取得・消化を念頭に進める
有給休暇の一部取得や有給消化は必ずしましょう。
他の先輩や同僚、後輩に迷惑をかけちゃうからという理由で使わないのはあまりにももったいなさすぎます!!
絶対に全部消化する!!という強い意志をもって相談に望むべきです!!
ちなみに看護師界隈でよく言われている有給休暇の買い取りは違法行為なので買い取りされないと思っていた方がいいです。慣例や昔からそうしている病院ではいいのですが、こちらから買い取りを持ちかけることはできません。使わなったらただの泣き寝入りです。
有給を利用してハローワークや転職サイトでの相談、転職先の見学などなどして有意義に活用していきましょう。
看護師長へ退職を切り出した後の状況別の対処方法
昇給や昇格を提案された場合【結論:労働条件の問題ではなくスキルアップなどの前向きな理由で切り抜ける】
昇給や昇格を提案された場合、退職理由として労働条件の問題ではなく、スキルアップやキャリアチェンジなど前向きな理由を強調しましょう。理由は、上司が労働条件を改善しようとする意欲を感じても、自分の成長や夢にフォーカスすることで納得させられるからです。具体例として、「今の環境では十分ではありますが、私自身のスキルアップや新しいチャレンジが求められる状況があるため、退職を決断しました」と伝えると良いでしょう。
「後任がいないから困る」と言われた場合【後任が決まるまでなどと無理な要望を言われた場合は退職代行を使うのも1つの手】
「後任がいないから困る」と言われた場合、退職代行サービスを利用するのも一つの選択肢です。理由は、退職代行サービスを利用することで、無理な要望に屈せず、円満退職が可能になるからです。具体的には、退職代行サービスに相談して、後任の確保や引き継ぎ期間についてサポートを受けましょう。
「引き継ぎはどうするのか」と言われた場合【引き継ぎ書を作成することや引き継ぎをしっかり行うと伝える】
「引き継ぎはどうするのか」と言われた場合、引き継ぎ書の作成や引き継ぎをしっかり行うことを伝えましょう。理由は、引き継ぎを適切に行うことで、上司や職場のメンバーへの負担を軽減し、円満退職ができるからです。具体例として、「引き継ぎ書を作成し、後任の方に必要な情報を伝えます。また、引き継ぎ期間中はできるだけサポートさせていただく予定です」と伝えると良いでしょう。
情に訴えかけられた場合【強い退職の意思を伝えて切り抜ける】
情に訴えかけられた場合も、自分の退職の意思をしっかりと伝えて切り抜けましょう。理由は、上司や同僚に自分の決断が揺らぎないことを示すことで、最終的には理解を得られる可能性が高まるからです。具体例として、「大変お世話になりましたが、私自身の人生設計や将来を考えて、この決断に至りました。どうかご理解いただけると幸いです」と伝えると良いでしょう。
モラハラやパワハラを受けた場合、労働基準監督署への相談や退職代行サービスの利用を検討しましょう。理由は、専門家のサポートを受けることで、適切な対応ができ、自分の権利を守ることが可能になるからです。具体的には、労働基準監督署への相談でモラハラやパワハラの対処法を学び、退職代行サービスを使って円満退職を目指しましょう。
看護師が避けるべき退職の切り出し方
メールやLINEで退職を一方的に告げて音信不通になる
メールやLINEで退職を一方的に告げて音信不通になるのは避けましょう。理由は、円満退職が難しくなるだけでなく、信頼を失うことにつながるからです。具体例として、直接話し合いを避け、メールで退職の意思を伝えてそのまま連絡が取れなくなると、上司や同僚との関係が悪化し、今後のキャリアにも影響が出ることがあります。
引き継ぎ期間なしでいきなり退職する
引き継ぎ期間なしでいきなり退職するのは避けてください。理由は、職場に迷惑をかけることになり、悪印象を与えるからです。具体例として、突然退職してしまうと、後任の看護師がいない中で他の看護師が業務を引き継ぐことになり、職場の負担が増えます。引き継ぎ期間を設け、後任や同僚に業務を引き継ぐことで円満退職ができるでしょう。
勝手なタイミングで退職する
勝手なタイミングで退職するのは避けましょう。理由は、職場のスケジュールや運営に影響を与えることになり、トラブルの原因となるからです。具体例として、繁忙期や他の看護師が休暇を取るタイミングで退職すると、スタッフ不足が深刻化し、職場の運営に支障が出ることがあります。事前にスケジュールを確認し、できるだけ職場に負担をかけないタイミングで退職を切り出すことが大切です。
看護師が家族や同僚や先輩への退職の切り出し方・伝え方の例文
家族への切り出し方【現状の不満やこのままだとストレスで潰されそうであると伝える】
家族への切り出し方は、現状の不満やストレスで潰されそうだと伝えることが大切です。
例文として、
「最近、仕事のストレスがたまっていて、自分の限界を感じているんだ。病院の環境も良くないし、このままだと本当に潰れそう。だから、退職を考えているんだけど、どう思う?」と伝えることで、家族があなたの気持ちを理解し、退職に対するサポートをしてくれるでしょう。
同僚・先輩への切り出し方【看護師長に伝えた上でタイミングを見て伝える】
同僚・先輩への切り出し方は、看護師長に伝えた上でタイミングを見て伝えることが適切です。
例文として、
「実は、先日看護師長に退職の意志を伝えたんだ。私のやりたいことや今後のキャリアのために、このタイミングで退職を決めたんだ。引き継ぎなどはしっかり行うつもりだし、どうか協力してほしい。よろしくお願いします」
と伝えることで、同僚や先輩にも退職の意志を伝えることができ、皆が協力して円満退職へと進めることができます。
まとめ:看護師長に切り出す方法は5つのポイントを押さえればカンタン!!
看護師長に退職を切り出す方法は次の5つのポイントを押さえておけば大丈夫です!!
- 前もって看護師長にアポイントをとる
- 看護師長と二人きりの場所で切り出す
- 最初のひと言は「お詫びの枕詞」と「退職の意思表明」する
- 引き止められにくい退職理由を伝える
- 退職時期を明確に伝える
もし、あなたがどうしても看護師長に退職を切り出せない、「胃がキリキリして無理!!」「頭痛い!!」「吐き気がする・・・」とつらいのなら退職代行を2万5千円で使って、お金で解決しましょう。
退職金が多少出るのでそれでまかなえるから大丈夫。むしろつらい思いをして退職を切り出して、あなたがより傷つくほうが私は嫌です。
私がおすすめの退職代行は次のとおりです。
退職代行を使おうか悩んでいる看護師さんは『看護師のための退職代行ランキング5!選び方と利用ポイントを徹底解説!』で徹底解説していますよ。看護師長に退職を切り出せない、伝えれないと悩んでいるなら一読しないと危険かもです。
あなたが退職してよい看護師ライフを送れることを願っています。切り出し方以外にも『【衝撃】看護師が使う究極の嘘の退職理由ランキングベスト10【例文解説】』『看護師の退職理由「体調不良」での伝え方と注意点7選【例文&円満退職の秘訣】』なども解説しているので是非参考にしてください。